VEDIC WISDOM-rogo
最終更新2009.9.15
VEDA
太古ヴェーダの叡智
00ヴェーダとは?
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■ヴェーダとマントラ

 「ヴェーダ」は数の詩節を集成した聖典であり、インド最古のサンスクリット語文献です。主要な聖典はつあります。各ヴェーダの本集(samhitaa)に収められている合計26,226の詩節ひとつひとつがマントラと呼ばれます。

  ヴェーダは太古のリシ(※2)、つまり高次意識の人たちが明らかにしたものです。この聖典はアパウルシェーヤ(apaurusheya)、“人を介さないもの“と言われます。またシュルティ(shruti)、つまり“聞かれたもの”とも言われます。リシが自己の真我において聞き、言葉で表現したものであり、彼らが創作したのではないという。

※1.ヴェーダ(veda)=知識、動詞語根は"知る"という意味のヴィド(vid)
※2.リシは“見者、霊感のある詩人、聖者”などの意味

 巨大な樹木が小さな種から生まれたように、森羅万象も時空の枠を越えた無限のエネルギーの場から創造されたと言います。太古のリシや賢人たちは、森羅万象が目には見えない、微細な"種"のような形で存在すると考えてきたのです。現在では、クオークの発見や超弦理論、場の量子論などの理論や実験により、物質の最微の世界が物理学において研究されています。古代のヴェーダ、現代の量子物理学、両者はともに、森羅万象の源は超微細なエネルギーの場であると言っているのです。

 この物質世界の源は、純粋な知性ともいうべき領域です。私たちの身体細胞のDNA(デオキシリボ核酸)はその知性の表れです。DNAは、膨大な遺伝情報が記録・保持されている人体の“設計図”です。RNA(リボ核酸)がそれに従い、生体の構造や機能に不可欠なタンパク質を作ります。伝令RNAがDNAの遺伝子情報を転写し細胞内の“製造工場”リボゾームに運び、転移RNAが原料(アミノ酸)を搬入し、タンパク質を作り出します。

 つまり、情報が物質化されるのです。人体の設計図、DNAは、アデニン(A) 、チミン(T),グアニン(G) ,シトシン(C)の4種類の塩基の配列により、遺伝情報を記録、保持しているのです。誰がこのシステムを形作ったのでしょうか。その主体をヴェーダでは純粋知性、至高の魂(paramaatma)またはプルシャ(purusha)と呼ぶのです。

  ヴェーダのマントラは、リシたちが超越意識(真我)において認知したものですが、実際どのように認知したかは謎です。リグヴェーダのリシは349人ほどが知られています。有名な7人のリシ(sapta rishi)は、ヴァシシタ、バラドゥヴァージャ、ジャマダグニ、ガウタマ、アトリ、ヴィシュヴァーミトラ、アガスティアである(※ブリハッドアーラニヤカ・ウパニシャッドによる)です。  

  ヴェーダには、“手足(アンガ)”と言われる6つの部門(ヴェーダーンガ)、シクシャー(音声学・音韻論)、チャンダス(韻律学)、ヴャーカラナ(文法)、ニルクタ(語源学)、カルパ(祭式学)、ジョーティシャ(天文学)があります。哲学体系(ダルシャナ)である、ニャーヤ(論証)、ヴァイシェーシカ(科学的証明、自然哲学)、サーンキャ(知識)、ヨーガ(直接体験、修練)、ミーマーンサ(活動の分析、祭事哲学)、ヴェーダーンタ (ウパニシャッド解釈学)もあります。さらにプラーナ(神話)、イティハーサ(叙事詩)など膨大な文献が存在しています。
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●プルシャ
ヴェーダによると、生命の根本は非物質的な純粋知性でありプルシャと呼びます。純粋知性は無限の存在です。プルシャはあらゆる創造の目撃者です。プルシャは知性ゆえに自らの存在に気づきます。

●プラクリティ
この純粋知性がみずからの存在に気づきはじめるレベルをプラクリティと呼びます。このプロセスで三つの要素が生まれます。”気づく”わけですから、気づくための”主体”、気づく”対象”、そして主体が対象に向かう”プロセス(意識の流れ)”の3つが生じるわけです。それをリシ(認識の主体)、デーヴァター(認識の過程)、チャンダス(認識の対象)と呼びます。

●三位一体
つまり、自らに気づき始めるその自分がリシであり、何に気づくかといえば自分自身の存在ですが、その気づくプロセスをデーヴァターと呼び、気づく対象(つまりそれは自分自身なのですが)をチャンダスというわけです。とても難しいこの説明ですが、この一連の意識の流れが連続しているそのレベルが意識の源です。プラクリティともいいます。その三位一体構造をサンヒター(統一場)と呼びます。その三位一体の状態 が森羅万象の創造の源ということになります。プルシャという無限の知性が、3つの要素を内在するプラクリティとして表現されるわけです。プラクリティのレベルでは、三つの要素が完全に一つになっています。超対象性の状態です。プラクリティの三位一体構造の対象性が崩れ、そこから5つの物質 原理と3つの精神原理へと発展します。

●8つのプラクリティ
主体(リシ)から対象に意識が流れるとき(デーヴァター)、”動き(風)”と動くための”空間”といった価値が生じます。そして主体が対象(チャンダス)に変換されます。その変換力を”火”と呼びます。ここで主体が対象へと変換されます。その対象が今度は主体となります。その主体の構造を”土”、構造を維持する力を”水”と呼びます。これらの5つの原理が森羅万象を形作ります。 またリシの価値は”自我”、デーヴァターの価値は”知力”、チャンダスの価値は、”心”として森羅万象の精神的価値として表現されます。 したがって、土(プリティヴィ)、水(ジャラ)、火(アグニ)、風(ヴァーユ)、空間(アーカーシャ)の5つと、自我(アハンカーラ)、 知力(ブッディ)、心(マナス)の5つ、合計8つの要素が森羅万象の基本的な構成要素となります。 逆に言えば、多様なこの物質世界の根本には8つの要素、その根本には3つの要素、そして3つの要素がひとつとなったプラクリティ のレベル、さらにその背後にプルシャと呼ばれる純粋な知性が横たわっていることになります。

●リグヴェーダの詩節は8つの要素を、8つの音で表現しています。ガーヤトゥリーと言われる詩句(マントラは)は、8音が3回繰り返され、合計24の音からなています。それぞれが前述の8要素に対応しています。

●中国の陰陽五行の考え方と似ています。大極というひとつの実体は、陰(マイナス)と陽(プラス)の二極で構成されており、そこから木、火、土、金、水の五要素が生じるというものです。
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●ほかにも、ヴェほかにヴェーダの手足と言われる6つのヴェーダンガ、つまりジョーティシュ天文学、チャンダス、ニルクタ、シクシャー、カルパ、ヴィヤーカランなど。ウパーンガ(副手足)、またはインド六派哲学といわれるニヤーヤ、ヴァイシェーシカ、サーンキャ、ヨーガ、カルマミマーンサ、ヴェーダーンタ、さらにスムリティ、プラーナ、イティハーサ(叙事詩)といわれるマハーバーラタ、ラーマヤーナなど膨大な文献・知識体系が存在しています。

デーヴァナーガリー文字
デーヴァナーガリー文字

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4つのヴェーダとは?
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ヴェーダは後世、にデーヴァナーガリー(Devanagari)文字によって、文献 としても書かれ残されています。主要なヴェーダ文献は次の4つです。

1.リグヴェーダ(Rigveda):詩節の集成で、生命の完全な知識、真理の書
2.サーマヴェーダ(Samaveda):歌詠の集成で、調和を生み出す音楽
3.ヤジュルヴェーダ(Yajuruveda):祭詩の集成で、祭式とおしての活動の科学
4.アタルヴァヴェーダ(Athavaveda):呪句の集成

さらに、それぞれのヴェーダは主要部分のサンヒター(本集)と付随するブラーフマナ(祭儀書)、アーラニヤカ(森林書)、ウパニシャッド(奥義書)の3つの部分からなっています。また各ヴェーダにはウパ(副)ヴェーダがあります。順に、アーユルヴェーダ(健康の科学)、ガーンダルヴァヴェーダ(音楽)、ダヌルヴェーダ(浄化)、スタパティアヴェーダ(建築学)などがあります。
現在の4ヴェーダの継承者(パンディト)を割合で見ると、比率はリ グヴェーダ6%、サーマヴェーダ3%、ヤジュルヴェーダ90%、アタルヴァヴェーダ1%です。大半がヤジュルヴェーダのパンディトです。
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ヴェーダとウバヴェーダ
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ヴェーダの音の価値
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そのほか
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